第18回地域住民講座「よくわかる肺がん その1」を開催しました

9月17日(土)、第18回地域住民講座「よくわかる肺がん その1 肺がんは増えています」を開催し、呼吸器外科・乳腺外科の山崎呼吸器外科部長が講師を務めました。

日はあいにくの天候にも関わらず、79名もの方にご来場頂きました。


最初に、増加傾向にある肺がんの現状を説明しました。肺がんの罹患率、近年著しい増加傾向にある死亡率、そして喫煙などの肺がん発生因子について解説しました。

次に、肺がんの発見そして診断の流れについて説明しました。胸部X線写真、CT、気管支鏡検査、PET、MRI、骨シンチグラムなど個別の検査の目的や役割について詳しく解説しました。

そして最後は治療方法についてです。ここでは手術、放射線療法、化学療法という3つの治療方法について説明し、がんの種類及び病期毎でこれらの治療方法をいかに組み合わせて治療方針を立てるかについて解説しました。また、最近注目が集まる分子標的薬や個別化医療についても併せて解説しました。
講演後は、検診の頻度や放射線治療と手術の選択についてなど、質問も多く出され、病気と治療に対する関心や心配が表れていました。

参加者からは、「これから治療を受けるので参考になった」「毎回わかりやすくてためになる」「専門用語の解説がよかった」「遠方から来た甲斐があった」などの感想をいただきました。

次回の地域住民講座は11月26日(土)13:00より開催致します。
「よくわかる肺がん その2 治癒をめざして」と題し、呼吸器・乳腺外科の鈴木副院長が、外科治療を中心に説明いたします。
詳細はこちらをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしています。