「医薬品と医療機器の安全な使用」について院内研修会を行いました。

7月13日(水)、「医薬品と医療機器の安全な使用」について、院内研修会を行いました。
講師は、荻野薬剤科長と塚本臨床工学技士主任が務め、医師、看護師、コメディカル、事務など合計142名の職員が参加いたしました。


まず、荻野薬剤科長より、国内で過去に起こった投薬ミスの事例を数例挙げ、「なぜ医療事故につながったのか?」を解説しました。特に、類似した名称を持つ薬剤に関する注意点や、ミスの回避策について説明し、チーム医療の重要性について再確認しました。

その後、塚本臨床工学技士主任より、輸液ポンプの安全な使用方法について説明をしました。講義では、摘下センサーの装着位置やポンプ取り付け位置など、取扱いにおける注意点をはじめ、警報が発生する原理についての詳細な解説をし、参加者の理解を深めました。塚本主任は「機械やコンピューターにのみ頼らず、個々人による日頃の注意が医療事故防止には必要だ」と強調していました。

今回の研修を通じて、参加者は薬剤や医療機器のより安全な使い方について再認識することができました。今後も当院ではこのような研修会等を通して、当院の理念でもある「患者さん全員が安心して受診できる医療環境」を目指し、実践していきたいと思います。