早期食道がんの診断について研修会を開催しました!

9月9日(火)、地域がん診療連携拠点病院としての医師・メディカルスタッフ対象研修会を行いました。
今回は「食道表在癌の内視鏡診断」というテーマで、恵佑会第2病院の高橋院長が講演いたしました。

はじめに、高橋院長より、食道がんに対する現在の診断および治療法について説明がありました。その後、食道表在がんの内視鏡における存在診断、範囲診断、深達度診断それぞれのポイントを、実際の内視鏡画像を多数用いて、詳しく解説いたしました。また、酢酸散布やNBI拡大導入により診断能が向上している食道腺がんについて、画像の比較を行いながら詳しく説明いたしました。

高橋院長は最後に、ESDの導入により早期食道がんの治療は安全性・根治性ともに向上しているため、今後、より多くの食道がんを早期に発見することが、今後の治療成績の改善に重要であると述べていました。

研修会には、診断に関わる医師だけではなく、看護師等メディカルスタッフも多数参加し、これからの業務につながる知識を熱心に吸収していました。