抗がん剤治療時の皮膚障害について研修会を行いました。

6月25日(火)、今年第3回目となる「地域がん診療連携拠点病院としての医師・メディカルスタッフ対象研修会」を開催しました。
医療法人かとう皮フ科クリニック院長の加藤文博先生をお招きし、抗がん剤治療時の皮膚障害とその対策」というテーマでお話いただきました。

初めに、当院化学療法センターのがん化学療法看護認定看護師である岩村看護師と、当院腫瘍内科部長の奥田医師より、当院で行っている皮膚障害対策について解説いたしました。その後、加藤先生より、抗がん剤の分子標的治療薬を使用した際の皮膚障害について、実際の症例や治療方法などを写真で示しながら、詳しい説明がありました。

当日は、院内外より71名の医師・メディカルスタッフの参加がありました。実症例に即した内容とあって、今後の臨床に生かそうと、皆、熱心に聞いておりました。講義後も、参加者より現在対応している個々の患者さんの皮膚障害対策について質問が相次ぎ、加藤先生から丁寧な解説を受けていました。

最後に加藤先生は、「主治医のほか看護師、薬剤師を加えたチーム医療を実践することが、がん治療成功のための重要な要素となる。」と述べていました。
当院には皮膚科はないものの、このように、近隣の医療機関の方々から多くのご協力を得て、より質の高い診療を行うべく努力しています。今後も更に地域との連携を深め、患者さんが安心して受診できる環境を保っていきたいと思います。
ご講演いただきました加藤先生、有難うございました!



今後の「地域がん診療連携拠点病院としての医師・メディカルスタッフ対象研修会」は、7月10日(水)にと8月21日(水)に開催いたします。
7月10日(水)は、緩和ケアクリニック恵庭 院長の柴田先生をお招きし、「地域の特性と在宅緩和ケア」をテーマに、8月21日(水)は当院放射線診断科部長の小野寺医師より、「3次元CTを用いた大腸がん検診」をテーマに講演いたします。
詳細は、こちら(→がん拠点病院としての医師・コメディカル対象研修会)よりご確認ください。
皆さん、ぜひお越しください。