最新の肺癌薬物治療に関する研修会を開催いたしました!

4月17日(水)、今年度第1回目の「がん拠点病院としての医師・コメディカル対象研修会」を行いました。

研修会では、北海道大学大学院医学研究科腫瘍内科学分野 准教授の木下一郎先生をお迎えして、「最新の肺癌薬物治療 −治療から副作用まで−」と題し、ご講演いただきました。
※木下先生は週に一度、当院でも呼吸器内科(腫瘍内科)の診療をご担当いただいております。(平成25年4月現在)




講演には院内外より医師、薬剤師、その他メディカルスタッフ等、合計38名の参加がありました。
木下先生は、肺がんの薬物治療について、化学療法・分子標的治療・免疫治療等それぞれの面から、各薬物が作用する仕組みや効果、副作用などについて、図や実際の症例を用いながら、詳しく解説してくださいました。

参加者の中から、特に最新の遺伝子異常に基づく肺がん治療についての質問がありましたが、これについては、「変異頻度が少ないため、それぞれの遺伝子検査をするには難点があるが、今後は北海道大学にも導入される次世代シークエンサーに期待できる」ということでした。




次回は、4月30日(火)18:30より、食道がん治療における高精度治療導入とその意義」と題し、当院の副院長である放射線治療科の明神美弥子医師が講演いたします。
当日直接のご来場も可能です。医師または医療従事者の方であればどなたでもご参加いただけますので、皆さん是非お越しください!

ご案内はこちら→ご案内ポスター

※この研修会は北海道医師会認定生涯教育講座として開催いたします。