第25回地域住民講座を開催しました!

10月13日(土)、第25回地域住民講座を開催し、腫瘍内科の奥田副部長が、「あたらしい抗がん剤のはなし〜消化器がんの分子標的治療」について講演しました。

最初に、がんの定義や発生のメカニズムを説明し、その後、最新治療である分子標的治療について解説しました。従来の抗がん剤との違いや、バイオマーカーに基づいた治療の個別化等について、図やグラフを用いながら、詳しく説明しました。
講演では、歌手や星占い、路線地図などを例えに出し、参加者の方からは、時おり笑いが起こっていました。

また、医師を前にすると緊張し、思うように質問ができなくなる患者さんも多いことから、奥田副部長は、事前に聞きたいことをメモしておくとよいと述べ、また、どんな質問をすればよいかわからない患者さんのために、質問のリスト等も挙げていました。

最後に奥田副部長は、がん治療と上手につきあうためには、医師や看護師、ソーシャルワーカーなど、病院のスタッフとよく話し合うことが大切だと述べていました。

参加された方からは、「難しい内容だが、ユーモアも交えながら、わかりやすく話してもらいよかった」「住民講座の継続を期待します」などの感想をいただきました。

次回の住民講座は、12月1日(土)13時より開催いたします。
放射線治療科の明神副院長と、棚邊医学物理士が、「高度放射線治療の当院でのアプローチ〜最新の放射線治療〜」と題し、講演いたします。
皆さん、是非お越しください!