薬剤科より学会発表のご報告

10月29日(土)に名古屋で「第49回日本癌治療学会学術集会」が開催され、当院より、がん薬物療法認定薬剤師である早坂州生薬剤師が参加し、薬学的な内容の研究発表をいたしました。


演題名は「食事摂取量を指標にしたアプレピタントの制吐効果に関する検討」で、抗がん剤によって引き起こされる吐き気に対して、吐き気止めの効果を定量的に評価する指標を検討するという内容でした。


この演題は、昨年「第20回日本医療薬学会年会」でも発表され、商業誌である「第20回日本医療薬学会年会レポート」に掲載されています。全ての演題の作成は呼吸器外科・山崎部長の指導のもと完成に至りました。


400名収容の会場は満席となり、発表後に行われたディスカッションでは、論文化に向けてのアドバイスやオリジナル性に優れた研究であることの評価を頂きました。研究の成果が患者さんの苦痛を少しでも減らすきっかけになることを期待しています。