海外雑誌に論文が掲載されました!

当院の内科 高橋医師の論文が、海外の医学雑誌“Gastrointestinal Endoscopy”に掲載されました。
 タイトルは”Endoscopic submucosal dissection is superior to conventional endoscopic resection as a curative treatment for early squamous cell carcinoma of the esophagus.”(「日本語訳:早期食道癌に対するESDとEMRの比較検討」)です。


GIE(Gastrointestinal Endoscopy)Vol.72.No.2 P.255〜64(2010.8月)

 この論文は、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という内視鏡の新しい治療法について、当院での早期食道がん患者さん300人の治療成績を基に検証したもので、従来より行っているEMR(内視鏡的粘膜切除術)という治療法と比較検討しています。
 ESDという治療法はEMRより再発率が低いのですが、一般的には治療が難しく、合併症の可能性が高いといわれています。
 しかし当院の治療結果から合併症の確率はESDもEMRも変わりないということがわかり、この結果が認められ、雑誌に掲載されることになりました。

 この雑誌は内視鏡治療に関する論文が多く載っている雑誌で、世界的に評価も高く、日本国内で内視鏡に携わる先生方にもよく読まれています。
 このような雑誌に掲載され当院での治療成績が海外で認められたことを励みに、これからも引き続き医療の発展にむけて努力いたします。