「CVポートトレーニングセミナー」で講師を務めました

10月18日(土)、東京品川にて開催された「CVポートトレーニンセミナー」(メディコン社)にて、外科の久須美副院長と澄川医師が、講義および演習を行いました。


CVポートとは、皮膚の下に埋め込んで薬剤を投与するためのカテーテルのことをいいます。外来で繰り返し化学療法を行う場合や、経腸栄養を使えない患者さんが在宅で栄養管理を行う際に、近年、CVポートを留置する機会が増えています。度重なる針刺しによる苦痛の軽減や、在宅療養における負担の軽減など、利点は大きいものの、留置手術には技術を要し、管理にも注意が必要です。当院では年間240件ほどのCVポート留置手術を行っており、全国でもトップクラスとなっております。


セミナーは、CVポートについて集中的に学ぶセミナーで、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地より20名以上の先生方が参加していました。

講義の様子

久須美副院長の講義では、CVポートの歴史や手技まで、幅広い説明があり、また、澄川医師は、実技によるハンズオンを行い、当院での手技をデモンストレーションしました。

手技のデモンストレーション


全体の講義が終了後、各先生方が4テーブルに分かれてのトレーニングを行い、久須美副院長、澄川医師がラウンドしながらレクチャーいたしました。

集まった先生方は、研修医から経験豊かな先生まで幅広く、また、専門についても、消化器外科、泌尿器、放射線科など、多種多様な分野からの参加でした。
質疑応答も活発に行われ、懇親会では非常に打ち解けた雰囲気の様子でした。