研修会「がん性疼痛における新しい鎮静薬・補助薬」開催しました。

9月19日(水)、緩和ケア内科の上田医師による、2次医療圏の医師・医療従事者を対象とする研修会「がん性疼痛における新しい鎮静薬・補助薬」を行いました。

近年、麻薬や補助薬を中心に新しい薬剤が出てきており、比較的効果の高いものが多いことから、研修会では、それぞれの薬剤の特徴や副作用などを詳細に説明しました。

麻薬と聞くと、イメージで拒否感を持つ方も多いですが、近年出ている新しい鎮痛薬には、麻薬と同等の効果を示すものもあります。麻薬ではないので管理の手間も軽減されますし、何よりも患者さんにとっては、効果のある薬剤を少ない抵抗感で使用できるという長所があります。

上田医師は、ある基準からは専門医へのコンサルトを行いながら使用することが、主治医と患者さん双方にとって利点があり、重要だと述べていました。

当日は、院外、院内より40名が参加し、聴講しました。新しい薬の知識が増えることで、少しでも患者さんの疼痛が緩和され、より良い療養生活を送ることが可能になるよう、努力していきたいと思います。