『がん患者さんの治療と生活をつなぐ講演会』を開催しました

8月27日(月)、『がん患者さんの治療と生活をつなぐ講演会』を開催しました。

講師には服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應先生と、ヘルシーライフクリエイト・リサーチ&コンサルティングの大賀英史先生をお招きしました。

はじめに、大賀先生より「がんと食事〜What to eat, How to eat〜」についてご講演頂きました。

栄養学の面や様々な実験から、動物性たんぱく質を減らし、バランスのとれた食事をリラックスできる環境で味わって食べることが大切とのお話があり、病院という場で食事を提供するスタッフにとって大変参考になりました。

そして、後半は服部先生による「食事をストレスにしない」のご講演でした。

服部先生は、家族で食卓を囲み会話をすること、照明を工夫するなど、食事における環境の大切さをお話されました。
また、近年はテレビを見ながら食事をしたり、個別に食事をしたりすることで、家族で食事を楽しむ機会が減っていることや、塩分や添加物の多い食事が増えていることなどの問題をお話して頂き、参加者にとっては食生活を見直す大変良い機会となりました。

最後は、服部先生から「どんな時でもポジティブに考え、楽しく食事をしてほしい」とメッセージが送られ、参加した患者さんには笑顔が見られました。

今回の講演会は細川理事長が、手術後に「食べられない」「食べたくない」などで困っている患者さんが多いため、食事の楽しさを知って頂き、ストレスを軽減させてほしいということで、キャンサーリボンズに共催を頂き開催しました。
この講演が参加した患者さんの食生活に少しでもお役に立てれば幸いです。
そして、スタッフにとっては提供する食事や環境について考える大変貴重な機会となりました。
ご講演下さった服部先生、大賀先生ありがとうございます。
そして、平日のお忙しい中参加してくださった皆様にお礼申し上げます。