第24回地域住民講座を開催しました

7月28日(土)、第24回地域住民講座を開催し、歯科口腔外科の上田部長が「口腔がんの治療〜形態、機能の温存と再建〜」について講演しました。
口腔の機能や、手術による形態・機能の変化、再建の方法などをスライドで詳しく説明しました。

がんの進行度やできた位置によっては、手術を行うことで口腔機能や顔の形に影響がでる場合があります。
講演ではそれぞれの位置にできたがんの手術方法と、それによって起こる噛めない、飲み込めない、話せないなどの障害について解説しました。また、手術以外の方法として放射線抗がん剤による治療も紹介しました。
そのような影響を最小限にとどめるためには、早期発見・早期治療が重要であるとし、講演の終わりに上田部長は「口の中は自分でもよく観察できる場所です。おかしいなと思ったら早めの受診をお勧めします。」と話していました。

講演後には参加者から「口腔がんの難しさ、大変さがわかった」「定期健診の必要性を感じた」などの感想を頂きました。

次回の開催は10月13日(土)です。
腫瘍内科の奥田副部長が「あたらしい抗がん剤のはなし〜消化器がんの分子標的治療〜」と題し講演します。
是非ご参加ください。